日経平均には色々な指数で過熱感は出ている。この2日間の日経を見ていると確かに利益確定売り銘柄も多い。アメリカの債務上限問題などもあるので、当然利益確定売りも出やすい。しかし昨日の朝にAIの王者エヌビディアがサプライズ決算を出してきた。時間外取引で大幅高。それを材料に半導体株が大幅になった。昨日の日経平均上昇起用度では、アドバンテスト、東京エレク、信越化学となった。典型的な半導体相場になった。やはりAIの王者エヌビィアが市場に与える影響は凄いね。 アドバンテスト、東京エレク、信越化学も1~3月期は悪かったよ。サムスンにいたっては半導体部門は1~3月期は14年ぶりの4600億円の大幅赤字だった。しかし悪かっただけに、半導体銘柄はコツンと底を叩いたて最悪期は脱したとも思った。そこに来たのがエヌビィアのサプライズ決算ですよ。
今日は相場はその上がった株をさらに買って空売り勢を焼き尽くしにきた。対中半導体規制で新たに空売りに参加していた人も焼き尽くされたと思う。
確かに今年になってChatGPTやマイクロソフトのチャットAIが話題になり世間から注目されだした。しかしAIが世間で注目されるのと収益化できるのは別問題でAIでの収益化はもっと遅くなると思っていた。Excel、Word、PowerPointをAI化したMicrosoft 365 Copilotをリリースした後くらいに、本格的なAI収益は出ると思っていたが、予想より早くAIで収益化できる企業が現れた。それがビンラディン捜索にも活躍したデータ解析大手パランティアだったりエヌビディアだ。テック企業がこぞってAI開発に躍起になっている。それにはデータを蓄積するサーバーやGPUやCPUが必要だ。そのいずれにも半導体は必要だ。半導体銘柄は新しい世界に入ったと思う。
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