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NTTの1対25の株式分割、さすがに度を越えてる。

NTTの1対25の株式分割は私はやりすぎだと思った。案の定、分割発表後のNTT株は急落した。公式には「NISA(少額投資非課税制度)が導入されることを踏まえ、投資単位あたりの価格を引き下げて、投資家層を幅広い世代に拡大することなどを狙う」と発表したが、まず信用する人はいないだろう。真意がどこにあるのかわからない。東京証券取引所が示す望ましい投資単位の水準(5万円以上50万円未満)からも外れる。今日のNTTの終値は4108円だ。25の株式分割すると160円台になる、100株単位株なので16000円で買えてしまう。これじゃ株主が増えすぎて株主総会の案内や決算書の郵送費もかさむだろう。私個人NTTの株を長期保有しているので株主優待をもらえている(2年以上の長期保有じゃないと株主優待はもらえない)優待の内容はDポイントの贈呈である。郵送されてきた書面にパスワードがあり、それを入力するとスマホのDポイントに反映される。ビール代程度のポイントだが、毎年楽しみにしている。

25分割がNISAのためとは考えにくい。なぜ25分割したのかの私の予想は二つある。

① 財務大臣 (国)の保有分を売りだす為の政治的配慮

ご存知の通りNTT株は財務大臣が32.2%パーセント持っている。これを政府は売り出したいのではないのか?うるさい海外投資ファンドや物言う株主より、従順な一般の日本人にNTT株を広く持ってもらいたいと思っての政治的な配慮。

②Dポイント経済圏への囲い込みをしたい。

ソフトバンクがペイペイとLINEを統合させて、ちゃくちゃくと ペイペイLINE経済圏を築こうとしている。auもauペイ経済圏を作ろうとしている。 NTTもDポイント経済圏を築こうとするのは自然な事である。カードよりスマホの方がキャッシュレス決済や自社コンテンツへの誘導には向いていると思う。その証拠に楽天が携帯キャリア事業にのりだしている。巨額の赤字を出しても携帯キャリアになる魅力があるのだろう。少額でもNTT株を買ってもらってDポイントに親近感をもってもらいたいと思うのは当然の事だ。

以上が私の推測だ。

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