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宇和島で実感する、「通貨供給量」より「貨幣流通速度」の重要性。


中央銀行は 通貨供給量 (マネタリーベース)を通してマネーストックを間接的にコントロールできる。日銀黒田総裁の狙いも「マネーストックが増えれば貨幣価値の下落を通じてインフレになる」と期待してこの緩和政策を続けている。実際に経済全体に供給されている通貨の総量は増えている。ウクライナ危機や円安よる輸入物価の上昇でインフレにはなったが、黒田総裁の意図していたものとは大幅にかけ離れたインフレになった。「デフレマインド下の悪性インフレ」で庶民に不安と不満が高まっている。 私は「貨幣流通速度」が遅く、お金が回らないのが日本経済の決定的な欠陥だと思っている。

東洋経済より

宇和島で経験した 「貨幣流通速度」 の重要性。

私は宇和島市の近隣の町に住んでいて、宇和島でも商売している。宇和島は工業は発展していなく、第一次産業が主だ。第一産業と聞いて貧乏と思われがちだが宇和島の第一次産業は強力で「ミカン日本一」「真珠日本一」「養殖日本一」なのである。この人たちは宇和島市の沿岸部に住んで居るのだが、この人たちは金払いが良くて大量の注文をしてくれる。七五三も豪快、祭りも豪快、家の棟上げ式も豪快、厄除けも豪快、冠婚葬祭も豪快。あらゆるイベントが豪快でお金が回っているのだ。

私も宇和島の第一次産業の人の所に棟上げ式に使う商品を配達するのだが、私が「値引きします」といっても「棟上げのお祝い事だからケチがつくので値引きはいらない」と断られ、さらにお土産にミカンと仕出し料理を貰って、配達料のチップまでくれます。

「使ったお金はいずれ自分にまた戻って来る」という感覚があるのだろう。 金離れがいい人にはまた金が舞い込んでくるもんなんだね。宇和島のミカン、真珠、養殖は全国区で商売していて経済的に明るく視野が広い。そして東京や大阪から真水の現金を地元に引っ張ってきて、それを地元で豪快に使う。「お金が回る」=「 貨幣流通速度が速い」状態で。非常に良好な経済状態になっている。

方や私の地元の山間部の町では赤字経営の稲作中心で金が回らず。

赤字が赤字をよび最悪の状態になっています。原因は稲作でほぼすべての稲作農家は赤字経営で、ほそぼそと野菜などを売って生計をたてています。全国区で勝負できる商品もありません。まったくお金が回らない状態になっています。

地元のイベントも金がなく低予算で少量の注文になります。

私の地元では「あの二千円で祭りやりたいのですが、これでできますか?」と電話がかかってきます。「それくらいでは、チンケな祭りになります」としか言えません。しかし「予算がありませんのでそれでお願いします」と言ってきます。「配達はしてくれますか」と問われても「ガソリン代も出ませんので店舗に取りに来て下さい」と言うしかありません。これが私の地元の現状です。

日本中の人がちょっと消費を増やしお金を回せば、その分は一年後か二年後には自分の給与に帰ってきます。

身の丈に合わないタワーマンションやスーパーカーに散財せよとはいってません。

例えば定食屋に行って野菜が足りないのでサラダを注文する。自分や子供のスキルアップにお金を使う、などはどうでしょう?このような小さな個人消費でも国民全員がデフレマインドを克服して、やれば日本経済は必ず良くなります。時間はかかりますが賃金もアップするでしょう。回る経済を作っていきましょう。

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