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各国が通貨高競争をしている今、日銀の円高介入は効かないだろう。

つい最近まで金融緩和をして自国通貨安競争をしていたのに。いまは各国とも自国通貨高競争をしている。リーマンショック以後つづいた中央銀行相場は終わりを迎えたと言ってよい。要因はウクライナ紛争によるエネルギー、資源、穀物価格の高騰による悪性インフレにある。この悪性インフレには自国通貨が強い方が良い。ウクライナ紛争という外的要因によるインフレは中央銀行だけでは制御が難しいとおもいます。各国が今回のインフレ対策に苦戦しているのもそれが要因です。

特に資源を外国に頼る国は 悪性インフレ時は自国通貨高の方がよい。では エネルギー、資源、穀物に強いアメリカは別に米ドル安でもいいじゃない?と思うかもしれないが、そうでもないんだ。FRBのパウエル議長「もインフレには自国通貨が強い方が良いと」言っているし、アメリカ政府も同意見で、アメリカはドル高になっても困らい産業構造になっているんだ。私の中ではドル高で困るのはGMとボーイングくらしか思いつかない。GMとかのオールド自動車産業にはもうロビー活動する力もないです。GMなくてもテスラで十分といった感じです。ボーインングも旅客機ではドル高でエアバスに苦戦はすると思いますが、ボーイングは軍需産業と言う側面もあります。ロビー活動しても「各国に軍事機売り込んでやるから我慢しろ」と言われるのがおちです。スマホの登場でAV機器はほぼスマホに取って変わられました。スマホはアンドロイドとアイフォンで盤石。事務用パソコンもマイクロソフトで盤石。医薬品分野でも盤石。嫌なら買わなくて良いんだよと言う状態です。アメリカはもう白物家電や繊維製品のローテク製品は造っていません。ほぼローテク製品は東アジアや東南アジア製です。そんなローテク製品を安く買えるドル高はアメリカにとって都合がよいものなのです。

そんな最強通貨に円高介入はやっても効かないでしょう。もって数日だと思います。

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