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好業績、好財務、高レーティングの「しまむら」にナゼ逆日歩がつくのか考察。

「しまむら」の業績が良い。社長交代とともにかつての強い「しまむら」が戻ってきている。業績はコロナ前の水準を超えてきている。財務も自己資本比89.7の無借金経営である。今年の7月以降株価は20%位上がったが予想PER12.46倍、実績PBR1.12倍とまったく割高感はない、むしろ割安である。

でも「しまむら」には0.25円の逆日歩がついて、信用倍率0.88である。これでも信用倍率は回復した方である数週間前までは 信用倍率はもっと低かった。

今の「しまむら」を空売りしてるのは玄人筋か初心者なんだろうと推測する。「しまむら」の7月の次発表後少し株価は調整したから、玄人筋の短期の空売りは利益は出せたと思う。そのかわり初心者は今踏みあげられて逆日歩料を払って値下がりをまっている状態だと推測する。

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株式市場価値と世間一般の企業イメージとの差異が逆日歩を生む。

私は株歴が長いから「しまむら」の株式市場価値が高い事を知っている。好業績、好財務で無借金、商品調達能力は、あのファーストリテイリングの柳井さんも舌を巻いたといわれていて、柳井さんは「しまむら」を徹底研究をした事を知っている。私は強い「しまむら」を知っているのだ。

しかし株初心者や株をやらない一般の人の「しまむら」のイメージは冴えない。「農村、郊外、ださい」である。実際私の町の「しまむら」も畑の横にある。そして、そんなに人も入ってないように見える。そんな「しまむら」が1万2千円台の株価があるわけないと思って株初心者が空売りしているのだろう。

資生堂と「しまむら」

十日ほど前資生堂の決算が出た。「資生堂が2022年12月期第2四半期(2022年1〜6月)の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高が市場回復が遅れる日本やロックダウンの影響を受けた中国が苦戦し前年同期比の0.4%減の4933億9900万円。コア営業利益が同23.9%減の175億3900万円」

私はかなり厳しい数字だと思った。コロナで化粧をしなくなった事と物価高で消費は生活必需品にまわり、高級化粧品にお金が回らなくなったのが原因だった。一過性の不調ではなくコロナが下火になり物価高が解決しないと恒久的な不調に陥ると思った。 コロナとウクライナ情勢が一気に解決するとは私は思わない。

しかし資生堂の株はあまり下げなかった。要因はやはり 世間一般の企業イメージ の高さにあったのだろと思う。資生堂みたいな企業の株価が五千円を下回ることはないといったイメージで下げなかったと思う

資生堂は「東京、銀座、資生堂」のキャッチフレーズで慶応閥ってのもイメージが良い。

方や「しまむら」は 「農村、郊外、 しまむら」である、良い会社ではあるが 世間一般の企業イメージ では資生堂にかなわない。

株式市場価値と世間一般の企業イメージはいずれ収束する。

昔のファーストリテイリングも 株式市場価値と世間一般の企業イメージ で苦戦したが、しかしヒートテックの大ヒットで企業イメージが変わって株価もうなぎ上り、アマゾンも万年赤字の地味な本屋さんだっが広範な商品を扱うことで巨大テック企業に変わった。私は「しまむら」もそのポテンシャルはあると思う。

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