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「バリュー株」「原材料高」「ニッケル」時流に乗る住友の長男である住友金属鉱山。

住友の長男である住友金属鉱山が動意づいている。グロースからバリューの流れが年明けから続いていて、この流れは今年前半まで続くと思われる。まだファンドなどがグロースからバリューへのリバランスが済んでいなく、まだこれからこの流れが続くと思うし、「金利上昇ならグロースは売り」の相場の常道は変わっていないと思う。この流れは三菱UFJや日本製鉄などの大型バリューから始まった。「次はどれでしょ?」と物色していてたどり着いたのが住友金属鉱山である。金融のトップ 三菱UFJ 、鉄のトップ日本製鉄ときて非鉄金属トップの住友金属鉱山に、今まさにたどりついた所である。もちろん住友金属鉱山はPER6.69倍 、PBR1.25倍のバリュー株である。そこにニッケル価格の上昇が来たのである。そりゃ上るよね。

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「でもニッケルって地味」と思っているあなた、間違ってますよ。

自動車の世界では化石燃料からEVへシフトしている。 EV化の基礎的な部材がニッケルなのである。半導体の世界のシリコンウエハーみたいなものだ。そのニッケルは日本ではほぼ住友金属鉱山が作っている。しかも「 鉱山 」と名前がつくだけあってニッケル鉱山そのものを所有している。 シリコンウエハー の素になるケイ素鉱山をもっている信越化学と似たような構造になると思う。しかもHPALと言う技術で低品位の酸化鉱からニッケルを抽出することができる世界で唯一の会社である。四季報によると「非鉄金属と電子材料が2本柱。資源開発・製錬に重点投資、ニッケルで非鉄メジャー入り狙う」とある。ニッケルで非鉄メジャーを狙っているのである。

これからのニッケルの需要増を考えると長期でも住友金属鉱山は魅力的である。短期で取るのもよし、長期で持つのもよしの「別子」である。

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