日立は日立建機の株を伊藤忠商事などに保有株の約半数を伊藤忠商事などに売却する。今現在日立製作所は日立建機の株を51%持っている。その半分を売るだけだである。時価総額にして2000億位の規模である。ただそれだけの話である。東芝あたりの場当たり的な売却とは違う。日立製作所の事業再編の最後の仕事である。売り先も中国に強い伊藤忠商事であるから、全く心配ない。日立建機自体にも日立製作所自体にも全く問題もなく売却はスムースに進むであろう。四季報の日立建機の評価は
【大幅増額】油圧ショベルは中国のみ停滞、国内や欧州は増勢。米州は合弁解消に伴う販売価格調整と合弁会社株譲渡益82億円が上乗せ。鉱山機械は中央アジアで好調続く。資材高吸収、営業益大幅増額。増配。23年3月期は北米さらに伸長。中国も改善。
である。いたって好調である。下げすぎの日立建機に短期的な妙味はある。
コメント