このインフレは怪物である。物流の滞りと原油高での需要増である。物流の滞りはコロナ対策でマスクをつけたり 手袋をつけたり 体温測定したりの、ほんのちょっとした手間が原因である。私もスーパーへの卸へ行くと時にはマスク着用義務と体温測定がある。スーパーのバックヤードは体温測定場所に行列ができている。スーパーでこれだから国際貿易ではさぞ煩雑な手続きになるだろうと想像できる。原油高はオペックがオペックプラスになって賢くなったのが原因だろう。
インフレには比較的寛容なアメリカ人でもガソリン価格が高騰すると一気に不満が爆発する。今でも大統領になるための第一条件はガソリン価格を低く抑える事ができるか?である。そのインフレに寛容なアメリカ人が今回のインフレは異常だと思っているのだから、今回のインフレは怪物だ。パウエルFRB議長が議会でつるし上げにあった。つるし上げの原因はパウエルが共和党員だった事にある。インフレは共和党の責任にしていまえって事だ。パウエルは民主党の誘導尋問にかかりテーパリングと利上げをせざるを得ない状況に追い込まれた。
テーパリングと利上げをすると株は1割くらいは下がるだろう。
テーパリングと利上げをするとアメリカ株は1割くらいは下がるだろう。 過熱気味のアメリカ市場だから1割くらいの下げは許容範囲だ。それに テーパリングと利上げはいつかはやらなくてはいけない。いつまでも低金利と金融緩和をすると日本の失われた30年みたいになる。 テーパリングと利上げをすることは悪いことではない、むしろ適正な金利が付くのが正常な世界で、次にくる経済危機に対しても中央銀行が機動的な金融政策を打てる。
金利上昇の株価低迷期に買うのは、はたしてバリュー株なのか? むしろグロース株を買うべきだと思う。
「テーパーリングと金利上昇で来年はGAFAは危ない」と言う評論家がいる。 バカかと言いたい。 「GAFA」 は金利上昇を屁とも思っていない。銀行から借りた金利上昇分くらいは 「GAFA」 にとっては蚊に刺された程度だ。金利上昇分くらいの微々たるお金は新規事業のリターン分でなんとでもできる。強い株は強いのである。アマゾンとかなら「お金貸して下さい。嫌ならあなたの銀行買います」とさえ言いそうだ。 そして「来年は金利上昇するからグロース株のナスダック100より小型株のラッセル2000 にしなさい」と言う評論家もいる バカな事は言うなである。2つの意味で間違ってい。まず一つ目の間違いは金利上昇は小型株のラッセル2000の方が痛い筈だ。大型株のプロクターアンドギャンブルとかジョンソンエンドジョンソンが銀行に金借りるほどお金に困っているだろうか?運営費や予備費で十分対応可能だ。そして二つ目の間違いは ナスダック100とか ラッセル2000 とかのインデック投資を勧めている事だ。来年は全体相場が下がるのでインデックス投資では対応できない。個別株で勝負だ。航空株とかクルーズ株買っちゃだめだよ。ダンさんみたいに機動的に動ける人じゃないと 航空株とかクルーズ株買っちゃだめだ。買うのはとにかく強い株である。
エヌビディア、グーグル、アマゾン、信越化学 、ダイフクがお勧め。
いずれも半導体とEC関係でアメリカから3銘柄 、日本から2銘柄。
エヌビディア AIの王者は揺るがない、アーム買収失敗で押し目があれば絶好の買場である
グーグル 個人情報はほぼグーグルに筒抜けだ、これからグーグルの牙城を崩すのは難しい。
アマゾン ECの王者である クラウドサービスも強力だ。
信越化学 どの局面でも利益を出せる巧者。コモディティ化した商品でも利益が出せるのが強さ。
ダイフク マテハン(自動倉庫)の王者である。人手不足、ECの活況には欠かせない企業。
とにかく時流に乗った強い株を買おう。
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