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AGC(旧旭ガラス)は素材の会社になり面白い存在になった。

「Aで始まりCで終わる素材の会社はAGC」とAGC自身がガラスだけじゃなく素材の会社になったよとCMを打っている。コンシューマー向けと言うよりリクルート向けと株投資家向けのCMだと思う。主要製品であるガラスも世界トップクラスを維持しており、そのガラス造りから派生する化学や電子の知識を元に素材領域まで進出してきている。事業の構成比はガラス46、電子20、化学品32、セラミックス他2となっている。いずれの事業も順調に伸びている。私の持っていた日本板硝子とは雲泥の差になった。日本板硝子とAGC(旧旭ガラス)は昔はライバルだったのに日本板硝子はピルキントンの大型買収に失敗し鳴かず飛ばずで、 AGCは魅力的なポートフォリオを構築して順調そのものだ。AGCの株価もコロナショック時の2000円台から6000円をタッチする場面もある右肩上がりの綺麗なチャートになっている。

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AGCの事業展開は富士フイルム事業展開を思い出させる。

カメラやその他のディバイスの電子化で急激に主力のフイルムが衰退し、消滅した。 しかし富士フイルムは見事な事業展開を成し遂げて、今年は史上最高値の株価になった。フイルム事業で培った化学技術を横へ展開をして成功をおさめた。 AGCも富士フイルムと同じく本業で培った事業を横へ展開している。違うのはフイルムは消滅したのに対してガラスは存在して好調だ。その点がAGCの強みである。本業のガラスを主軸としながら素材領域までポートフォリオを広げられる。

AGCの素材の肝はクロールアルカリにあり。

このクロールアルカリは多岐にわたる部材の素材に使われている。会社IRでも「塩の電気分解により製造される苛性ソーダや塩素を中心とするクロール・アルカリ製品群を提供しています。各種化学製品の基礎原料のほか各産業面でも幅広く使用され、私たちの生活とも密接に関連しています。」と説明している。私もこの クロールアルカリのポテンシャルには驚いた。 クロールアルカリ は重曹 、苛性ソーダ、塩化ビニル、塩酸などの素材なのだ。私たちの身の回りにある製品にもAGCは浸透しているのだ。AGCは将来性豊かな銘柄である。

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