ミセス・ワタナベとはFXなどの取引を活発に行う日本人個人投資家の総称。
主婦やサラリーマンが昼休みを利用して円売り・ドル買いを進めた結果、相場が大きく動いたことが判明したことをきっかけに、市場で注目を集めるようになりました。英国の経済誌が日本人に多い名字を冠して「ミセス・ワタナベ」と名付けたとされています。あだ名と言うより蔑称に近い感覚もあると思う。日本の長期にわたる低金利が生んだ弊害とでもいってよい。ハードカレンシー(流通量が十分で他国通貨と交換が容易な通貨、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン、豪ドルなど)以外を個人が買うのは日本人位なもので。高い為替交換比率を払ってまで新興国通貨を買う必はない。もうトルコリラの下落が止まらない状況で。対ドル、対円で史上最安値で推移している。
トルコ中銀はまた利下げをするみたいだ。政策金利が15%くらいになると言われている。アメリカ金利の先高期待の中でこんな利下げをしたらダメだ。アメリカに資金を吸い取られてしまう。トルコはもうにっちもさっちもいかない状況なのだ。 政策金利が15% でトルコの10月のCPI(消費者物価指数)が前年比19.89%のインフレだ。冷静に考えてくれ政策金利以上のインフレなんだよ。 19.89%のインフレ の国の通貨は普通は買わない。スワップポイントも帳消しである。エルドアン大統領は「低金利を目指す闘いを続ける」と発言しており、利下げが今回だけでは終わらないことを示唆している。ダメだこりゃである。
しっかりしろミセス・ワタナベ。
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