岸田首相は今すぐ東芝幹部を官邸に呼ぶべきだ。このままアクティビストの言いなりになりキオクシアを売るのは国益に反する。原発で躓いて虎の子のキオクシアを売るのは愚の骨頂である。「インフラサービス会社」と「ディバイス会社」を分割するのはまだ分かる。利にかなった部分もある。ただし「東芝本体」がキオクシアを売ると言うのは納得できない。「東芝本体」に残るのは東芝テックだけと言った状態だ。福島原発事故前の東芝は「半導体と原発の東芝」だった。堂々たるポートフォリオで、重厚長大とハイテクと言うバランスの良い二本柱であった。
村上ファンドの残党であるエフィッシモが欲しがっているキオクシア
コンフロマリットディスカウントとガバナンスとリーダー不在の東芝が持っていると言う理由でキオクシアは過小評価されている。それをアクティビストのエフィッシモ もが欲しがっている。 エフィッシモ の本音は「負債を抱える原発部門を切り離して、美味しいキオクシアだけいただこうぜ」である。日本国政府としてこんな事を許してならない。 東芝幹部を官邸に呼び「東芝の後ろ盾に日本政府がついた」とデモンストレーションする必要がある。官邸の表玄関から東芝幹部を呼び寄せろ。そうすると構図が「東芝対アクティビスト」から「日本政府対アクティビスト」になる。 「日本政府はあらゆる法律駆使しますよ。東京地検や国税も動きますよ」と言うプレッシャーをアクティビストである エフィッシモにかけるべきだ。東芝はそれだけ大事な会社で、半導体も国家の安全保障上重要な製品なのである。良い例が日産幹部を官邸に呼んだ安部元首相である。あれから「ルノー対日産」から「フランス対日本」に構図が変わって日産は窮地を脱した。
アメリカではアクティビストは普通の存在と言う誤解。
アクティビストと名前は変わったけどこの輩の人間性は変わらないよ。「総会屋、物言う株主」といろいろ名前は変遷してきているけど根は一緒。アクティビストは「 アメリカではアクティビストは普通 です」と喧伝しているけどアメリカでもアクティビストは「グリーンメーラー」と軽蔑されている。己の才覚で稼ぐ力がない輩の掃き溜めである。
汚い仕事を娘にも継がす村上世彰の人間性。
数々の総会屋や物言う株主の伝記などもよんできたが、「総会屋自身は自分が汚い仕事をしていると言う自覚と虚無感をもっていた」 そのためか自分の家族には厳格で良き父親である事が多かった。しかし 村上世彰 は違って 「自分が汚い仕事をしていると言う自覚も虚無感もない」 年老いてなお銭勘定しかできない哲学のない男だ。時には印橋であったり時には華僑であったりとアイデンティティーも怪しい、こんな男に東芝を玩具にさせてはいけない。
コメント