11月5日、ファイザーより新型コロナに対する飲み薬の抗ウイルス薬であるパクスロビドが重症化を89%防いだ、と発表した。 約90%重症化を防ぐと言うことはほぼ新型コロナは普通の風邪になったと言ってよい。ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は「パンデミックを食い止めるための取り組みにおいてゲームチェンジャーとなる」とコメントした。宗教的、心情的にワクチンに抵抗がある人は多い。それが飲み薬になると人々の抵抗感はなくなる。
この発表でファイザーの株価は10.86%上昇した。
小型株やバイオベンチャーなら話は分かるが 、超大型薬品株で10.86%も上昇する事はまずない。マーケットにとってそれだけの重要なゲームチェンジャーなのだろう。
この発表を受けてコロナ経口薬を開発している塩野義の株は5.73%下げた。
ファイザーやメルクがコロナ経口薬で先行してるのは周知の事実だ。ただ塩野義の治験の結果も良好だと塩野義のCEOが語ったいた。 塩野義のCEO はかなりの自信を持っている。 超大型薬品株であるファイザーが10.86% 株価を上げたのだから、中規模の塩野義がコロナ経口薬を成功すればかなりのインパクトになる。 それに新型コロナはもう世界から根絶はできない。毎年このコロナ経口薬 は使われる筈だ。 私はギリアドサイエンシーズと言う株を持っている。 C型肝炎は注射の針の使い回しディープな濃厚接触でしかうつらない。 ギリアドサイエンシーズ が開発した経口C型肝炎治療薬であるソバルディやハーボニーは投薬すれば C型肝炎はほぼ100%完治する。その結果 、C型肝炎は激減してソバルディやハーボニーは売れなくなった。 しかし新型コロナはこれから人類が戦っていかなくてはならないウィルスである。 コロナ経口薬用途は広くて長い。
そして国家の安全保障上コロナ経口薬の国産化は必要である。それに世界は親米国家ばかりではではない。アメリカの薬は意地でも使うかとか、アメリカがあの国にはこのコロナ経口薬は輸出しないって事も十分ある。塩野義のコロナ経口薬はそこの層も狙える
塩野義のファンダメンタルは盤石の無借金経営。
自己資本比率86.4%の無借金経営、予想PER21.86倍、PBR2.52倍である。 コロナ経口薬がもし成功しなくてもフェアバリューの塩野義の株価である。現物で塩野義株を持っている人は全く心配なし。安心の資産株だ。ただ買い残が多くあるので信用で買っている人は手仕舞いもあるかも。
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