私は数か月前に東証再編の記事を書いた。私のポートフォリオでプライム市場からスタンダード降格になりそうな銘柄をスクリーニングと私流の簡単な計算方式で流通時価総額100億以下になりそうな銘柄を探した。固定株(非流通株)比率は四季報などを参考にした。
端的に言うと流通株式が35%以上でかつそれが100億以上無いと来年の4月に東証一部からスタンダードに降格する。最上位はプライムだ。
検証して私のポートフォリオの中ではタカノがスタンダードに降格しそうなのが分かった。そもそもの時価総額が100億ないのだから話にならない。 タカノにメールや電話で問い合わせしたが11月4日の取締役会まで待ってほしいという返答だった。もし東証の再編先が決まればすぐさまIR情報に掲載して下さいと言っておいた。そして取締役会の結果はスタンダード降格だった。IR情報もすぐHPに掲載された。

東証再編には猶予期間がある。来年の4月までに基準を満たさなくても、猶予期間中に基準を満たせばプライに残留できる。だがタカノは即スタンダード市場を選んだみたいだ。予想はしていたが残念である。もちろんTOPIXからも外れる。
来年の4月からTOPIXの採用条件が変わる。
今まではTOPIXの構成銘柄は東証一部に上場している全企業が対象でした。しかし、市場区分の見直し後は市場区分に関係なく、基準を満たした企業のみが選出される形に変更されます。まぁ事実上プライムを外れると言うこ事は基準を満たしていないのでTOPIXから外れます。
スタンダードでも基準を満たせばTOPIX採用されますが、基準を満たせばどの会社だってプライム行くから事実上プライムがTOPIXだと思ってもらえればよい。もうそろそろIR情報で各社が市場再編の事を書くと思うので、気を付けて見ておいて欲しい。
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