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アメリカはインフレを人手不足により抑制出来ないと思う。それを指摘するサマーズの慧眼。

リーマンショック以来、経済危機は中央銀行が何とかすると言う風潮が世界的に広まった。それは完全悪かと言われればそうでもない。経済危機に瀕しては中央銀行の役割は大きい、災害の多い我が日本では、ひとたび災害がおきれば中央銀行のサポートが経済復興の手助けになる。しかしそれはあくまでもサポート役だ。中央銀行がサポートに回り、本格的な復興は政府の財政政策がになうものだ。しかし、それが今現在そうなっていない。 リーマンショック以来は「中央銀行バブル」と言ってよい。利下げ、量的緩和、挙句の果てにマイナス金利と中央銀行は様々な施策を行ってきた。やりすぎだよ中央銀行。 コロナショックもマクロの経済は早くは回復した。しかし個々の事業者の困窮は凄まじいものだ。「マクロ経済良くて、民痛む」の世界である。 安倍総理が誇るアベノミックスはまさにそれだった。「アベノミクスは中央銀行ミクスだった」その間、現役世代の可処分所得は減りづつけた。

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サマーズは言った「政策は行き過ぎだと感じている」

クリントン政権で財務長官を務め、オバマ政権では国家経済会議の委員長を務めたサマーズ氏である。居丈高で傲慢な所があるが金融政策と財政政策への見方は適格で鋭い。サマーズは「パンデミックを引き金とした不況を断ち切るために、バイデン大統領が計画する1兆9000億ドルの景気刺激策は、長らく経験したこともないようなレベルのインフレによってアメリカに打撃を与える可能性があると、数カ月にわたって警告している」のである。日本みたいに不公平で小型の財政政策(驚くことに菅政権は就任以来、竹中のバランスシート馬鹿に騙されて緊縮政策をとっていた)をするよりましだが、アメリカの景気刺激政策は過剰だったと思う。今でも対面の接客サービス業に人は戻ってこないし、政府部門にも人がこない。店を開けたくても開けれない状態がアメリカだけではなくヨーロッパでも起こっている。

ビットコインが上がるのも人々がインフレについての懸念を強く抱いているからだと思う。

サッカー選手のメッシーが給料は仮想通貨で払ってくれと移籍交渉で提案して、それをのんだパリサンジェルマンに移籍をした。庶民は普段の生活で頭がいっぱいだけど、富裕層は経済を俯瞰して見る余裕がある。「こからインフレになるぞ」と感じたのだろう。

労働市場のパラドクス「労働市場の真っ只中で、非常に力強いものが見られる。失業率がこのような水準にある時に、人手不足がこれほど蔓延するとは考えていなかった」

このパンデミックで世界中の人々に行動変容が起こっている。「わずか数千円でペコペコできない」と考える人が多くなった。日本が世界で一番、サービス業や飲食業や運送業の人手不足である。安い賃金ならユーチューブやブログでも書いて稼いだ方がましだと思っている。長期のデフレでわがままな老人の優遇はもう沢山だと思ってい人は多い。竹中平蔵は政策ブレーンやるより自分で配送や皿洗いをすべきである。取り返しようのない失策の報いとして下働きを竹中がやるべきだ。

サマーズは言った「これほど多くの雇用主が、働き手を見つけることができないと不満を漏らすことになるとは考えていなかった。すべては大丈夫になると、比較的楽観的でいるための最善の根拠は、信じられないほど手厚い失業保険による手当が9月に無くなる頃には、人々が大量に仕事に復帰し、労働市場はそれを吸収することができると提案することだと考えただろう。しかし政権は、そのような主張を否定し、失業保険が重大な影響をもたらすことを否定することに固執している」と。

手厚くない失業保険でデフレの日本が一番の人手不足である。ウェイターがいない配送員が居ないで、もうたいへんである。苦労して働くよりタバコ吸わないお酒飲まない服はユニクロで節約生活が一番だ。下働きは竹中、小泉にでもさせておいた方が良い。

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