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波及する恒大危機、新力控股がドル建て債を償還できず。中国人は気質的にレバレジッジ好き。危機は恒大に収まらず。

中国人は元々レバレッジ好きだ。大国の大陸国家ならではの気質だと思う。(地域で悪名をとどろかせても他地域で生きていける国土的広さと人口がある)日本人なら世間体を考えるが広大な国土と人口を抱える中国である。地元でレバレッジを賭けて失敗しても、国内の新天地で生活できる。これは日本人の感覚では理解できない。さて、中国で不動産開発大手、中国恒大集団が期日を過ぎたドル建て債利払いを今週履行するかどうか投資家の注目が集まる中、同業の新力控股集団が一部債務のデフォルトに陥った、と報道が飛び込んできた。

これは恒大だけではおさまらない危機だと思う。そして不動産だけでは終わらない問題とも思う。 恒大 はもちろん倒産だが、レバレッジをかけていた不動産会社にも波及すると思う。固いと言われる公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が恒大の債権を持ってるのである。リーマン時のサブプライムローンと同じではないか?

新力控股集団 が18日期日のドル建て債2億5000万ドル相当の利払いと償還を怠ったのを受け、米格付け会社S&Pは同社の格付けをCCから選択的デフォルト危機があるSDに引き下げたと、19日の発表資料で明らかにした。

新力控股集団 は今月、ドル建て債の償還ができるとは見込んでおらず、その他2銘柄でクロスデフォルトを招く恐れがあると警告していた。同業の花様年控股も今月早くにデフォルトに陥っている。中国当局が不動産業界のレバレッジ抑制やバブル防止を目指す中、不動産市場は恒大危機で大きく揺さぶられている。恒大は複数のドル建て債で30日間の利払い猶予期間が今週終わることから、デフォルト観測が強まっている。もう恒大は倒産が決定的で、気にする必要はない。恒大が不動産のみならず金融にどこあまで影響するかが問題だ。

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