日経平均の3万円越えを見てしまった投資家は10月の相場には物足りなさを感じているかもしれない。為替(FX)だけはアメリカのテーパリングと利上げ予想で方向性が出てきて利益を出しやすかったと思う(トルコリラだけはご愁傷さま)。10月の株の下げの要因はアメリカでのナスダックとSOX指数のもたつき債務上限問題とインフレによるテーパリングと利上げの確実性が増した事、中国での恒大集団問題とエネルギー危機が原因だと思う。
9月の3万円は見なかった方が良かったかも。
2021年9月の日経平均株価は、前月からの流れを引き継ぎ続伸で始まった。3日には菅義偉首相の事実上の退陣が決定。次期政権の経済政策への期待も相場を後押しして、8日には終値で約6カ月ぶりに3万円台を回復。14日には約31年ぶりの高値を更新した。それも束の間、月の下旬にリスクオフムードが広がり、一気に売りが優勢の展開となった。29日には自民党の岸田文雄新総裁が選出されたが下げを加速する(金融所得課税の岸田ショック)形となり、結局10月6日の2万7293円まで止まらなかった。9月前半の相場は踏み上げ相場だったので下落も早かった。結局踏み上げ相場なので早すぎで3万円に乗ってしまった。3万円は見なかった方が良かったかもしれない。
過去6カ月間の投資主体別売買動向。

海外投資家は5月から5か月連続の売り越しになっている。日銀のETFはわりときっちり買ってきている印象だ。

6月、7月に個人が買っており、9月の前半の踏み上げ相場に乗れたことになる。個人も中々やるものである。10月は海外投資家の売りが激しく個人が対抗している状態だ。各銘柄のファンダメンタルや決算を見ると日本株はまだ割安なので。また9月みたいに踏みあがってやろう!
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