世界経済の低迷と混迷は「恒大集団問題」「中国の電力不足」「エネルギー危機」「米利上げ」「インフレ」だろう。そのすべてをヘッジできる銘柄がある。株中心に日米中と新興株を見た私には「その銘柄」が見える。
ヒントは忘れていたバフェット銘柄である。
答えは最後に紹介する。
恒大集団問題の解決策は中国国営企業を買う事だ。
恒大問題の本質は習近平が成り上がり者の民間企業嫌いにあると思う。「共同富裕」と言う大義名分で成り上がり者を潰してきた。解決策は中国国営企業を買う事だ。
中国の電力不足の解決策は石油や天然ガスで電力を作る事だ。
長江の三峡ダムの水力発電ではどうにもならない。中国も環境問題を気にし始めた。流行の「脱炭素」「SDGs」とかに流されたのかもしれない。冬季北京オリンピックを控え中国も世界の世論を気にしたのかもしれない。でもさすがに電力不足みたいな事態になると環境ばかり気を使っていられない。解決策は石油や天然ガスで電力を作る事だ。
エネルギー危機の解決策は OPECプラス に遠慮がない中国の石油株を買う事だ。
エネルギー危機は世界的な問題でヨーロッパでは特に深刻だ。エネルギー危機はつまるところ原油不足と言って良い。OPECは原油の増産に消極的だ。OPECも今まで言うことを聴かなかったロシアを仲間に加えて「OPECプラス」にバージョンアップして交渉力が増した。 OPECプラスとは下記の通り。

中国は既にシェールガスの大規模生産体制に成功するなど、最先端の採掘技術も獲得した。中国は最大の石油・ガス消費国として、OPECプラスに絶大な影響力がある。「脱炭素」は間違ってはいないが今の方向性は間違っている。 解決策は OPECプラス に遠慮がない中国の石油株を買う事だ。
米利上げの解決策は中国株を買う事だ。
米国利上げは米国だけには留まらない。新興国は資金の流出を避けるため利上げに動く。しかし中国は新興国であるけど超大国だ。中国にとって米国の利上げはよそ事だ。解決策は米利上げが関係ない中国株を買う事だ。
インフレの解決策は中国から原油を買い、中国の影響力でOPECプラス に圧力を加え、 OPECプラス に原油の増産を促す事だ。
インフレは賃金上昇と原油価格上昇が大きな割合をしめる。賃金上昇するからアメリカは利上げに向う。当然、原油価格の上昇のよる物価上昇もアメリカの利上げに向う要因だ。
そもそもインフレじゃなかったアメリカも利上げを考えない。
解決策は中国から原油を買い、中国の影響力でOPECプラス に圧力を加え、 OPECプラス に原油の増産を促す事だ。
ペトロチャイナしかないじゃない
恒大集団問題、中国の電力不足、エネルギー危機、米利上げ、インフレのすべてをヘッジし、しかも利益に結び付けるのはペトロチャイナ(中国石油天然気)しかないじゃない。
バフェットに心酔する私が初めて買ったバフェット銘柄である。だいぶ儲けさせてもらった。
ペトロチャイナ(中国石油天然気) とは国内屈指の大慶油田や長慶油田を保有し、原油・天然ガスの生産で国内最大。パイプライン運営や精製事業、石化製品の製造・販売、小売事業などを手掛ける。18年末のガソリンスタンド数は2万1800カ所で石油製品小売りシェアは36%。確認埋蔵量は原油が76億バレル、天然ガスが76兆立方フィート。世界各地で開発を行い、18年の原油・天然ガスの生産量は14億9200万石油換算バレルに上る。

脱炭素の時代なのか ペトロチャイナ(中国石油天然気) の株価は驚くほど安い。 PER5,50倍、 PBR0,40倍、配当利回りにいたっては7,1パーセントである。 中国だけでなくADRでアメリカでも上場している。買うしかないだろ。
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