OPEC(石油輸出国機構)の本部がオーストリアのウィーンにあることを知ってびっくりした人多いと思う。本部は中東のバーレンあたりにありそうな感じだが実はオーストリア。もちろOPEC加盟国は中東諸国が多くて石油利権を欧米に取られないように作った組織。しかし、ちゃんと欧米の手の中で動いている。もちろんオーストリアは産油国じゃないのでOPECの加盟国ではない。 OPEC 石油価格を決める最大の組織、圧力団体と言って良い。第二次世界大戦に負けたオーストリアは欧米列強に中立に働くと思ってウィーンに本部があるのだろう。
OPECも一枚岩ではない
OPECも一枚岩ではない。大まかに分けてシーア派のイラン派とスンニ派のサウジアラビア派に分かれる。一応南米のベネズエラもあるが外様的存在だ。
OPEC以外の産油利権は、北海、ロシア、アメリカなどがある
北海油田は主にノルウェーと英国が利権を独占、アメリカも元々産油国だったがシェルオイルで最近勢いをつけている。 この両者は利害関係が一致して無理な増産をしない。それに対して、慢性的な外貨不足のロシアはOPECや北海やアメリカの言うことを聞かない。ロシアは国土と資源は一流だが知恵がない。ベネズエラもチャベス大統領の極端な反米で自滅をした。石油はあるが採掘する技術がないのだ。無責任なポピュリズムが生んだ悲劇だと思う。
OPECは昔ほど影響力もないし結束力もない
原油価格が上がっているが、原油はさらに上がると思う。もうOPECに価格調整能力は残っていない。今現在、北海原油が上がっているがアメリカの原油も続いて上がると思う。
コメント