日本経済新聞社は2021年9月6日,日経平均株価を構成する225銘柄の定期入れ替えで,キーエンス,村田製作所,任天堂を新たに採用すると発表した。
村田ホルダーの私は心の中でガッツポーズをした。「いぶし銀の村田が世界銘柄になる」「曲がりなりにも、あの日経平均である。腐っても鯛である、これは上がるぞ」
発表直後は上がったが、発表後より現在株価は下がってる。日経平均入れ替え後の下げが特にきつい。日経平均に組み込まれたはずなのに下がった。
村田製作所だけじゃなくキーエンスや任天堂も下がった。
「WHY、なぜ下がる。理由は何?」
村田製作所の業績好調、コンデンサーなどの将来性抜群なのに、なぜ。
今回、日経平均に採用されたのは、任天堂、キーエンス。村田製作所
今回、日経平均に採用されたのは、任天堂、キーエンス。村田製作所 である。お気づきの通り関西地方にある企業である。特に任天堂と村田製作所は「大証主力の銘柄」である。ラジオ日経では「大証主力の任天堂」 「大証主力の村田」と紹介されていた。
大証とは「大阪証券取引所」の略称。 大阪証券取引所は、大阪市中央区北浜にあった証券取引所のことで、所在地にちなんで「北浜」とも呼ばれていました。 2013年の東京証券取引所グループとの経営統合により、現在は日本取引所グループ傘下の大阪取引所としてデリバティブ専門の取引所となっています。
「異端の証券評論家」「日本一の曲げ屋」「耽美小説家から証券評論家へ」「団鬼六になれなかった男」と言われている北浜流一郎大先生も大証のある北浜から名前を取った。昔の北浜は勢いがあった。もし 北浜流一郎 大先生が兜町流一郎のペンネームにしていたら売れなかっただろう。
大証銘柄になにか恨みでもあるのか?
大証銘柄は長らく日経平均に採用されなかった。それは仕方がない、大証が主力だから日経平均には当てはまりません。それだけの話だ。ただ、 2013年の東京証券取引所グループとの経営統合により日本取引所グループ傘下の大阪取引所としてデリバティブ専門の取引所となった後も。大証銘柄は日経平均に採用はされなかった。
実際に「「市場には(旧)大証銘柄は日経平均に組み入れられないという都市伝説があった」
しかし、2019年オムロンが日経平均に採された
ついに都市伝説が破られ、2019年にオムロンが日経平均に採用された。都市伝説はあくまでも都市伝説であった。下馬評では村田製や任天堂や日本電産が候補に上がっていたが、その銘柄はいずれも値がさ株で日経平均の連動性に難があったために採用を見送られたみたいだ。
「みなし額面」を「株価換算係数」に改め、新規採用銘柄への設定ルールを変更
今回の日経平均の入れ替えから「みなし額面」を「株価換算係数」に改め、新規採用銘柄への設定ルールの変更が行われた。指数に採用する際の株価を調整する「株価換算係数」の設定はキーエンスと任天堂を「0.1」、村田製作所を「0.8」とした。
ざっくり解説すると、値がさ株をを採用すると日経平均の連動性が保てないので 「株価換算係数」 を採用しましたって事。
村田製作所が下げた理由はここらへんに有るとは思うが、よくわからない。何かテクニカルな問題があるのかもしれない。
高橋ダンさんが明日「なぜ任天堂、キーエンス、村田が下げたのか?」を解説する。楽しみに待っている。
追伸 高橋ダン氏が今日 「なぜ任天堂、キーエンス、村田が下げたのか?」 解説してくれました
納得のいく解説でした。
株式指数に採用される銘柄を扱う専門の裁定取引トレーダーが居る
株式指数に採用される銘柄を扱う専門の裁定取引トレーダーが居て。指数に採用されそうな銘柄を前もって買っていると説明。株価指数に採用された場合にどれだけのボリュームがあるかも予測しているそうだ。最近は株価指数の裁定取引はギャンブル的であまり当たらないそうだ。
僕の予想とは大体あたっていた。たぶん事前の予想より 任天堂、キーエンス、村田 のボリュームが少なかったんだね。
今回の日経平均の入れ替えから「みなし額面」を「株価換算係数」に改め、新規採用銘柄への設定ルールの変更が行われた。指数に採用する際の株価を調整する「株価換算係数」の設定はキーエンスと任天堂を「0.1」、村田製作所を「0.8」とした。
「株価換算係数」 の採用でプロの株式指数の裁定取引トレーダーでも計算間違ったんだね。まぁプロだから売りで儲けているかも。
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