軽く見られがちな米政府債務上限問題。これが議会で通らないとアメリカ政府は止まる。これが議会で採決されないとアメリカはトリプル安になる。博物館、動物園、図書館、さらに国防まで止まる。世界の警察のアメリカの国防が止まると世界中に影響がある。
米政府債務上限問題 は議会を通さないとならない。これが厄介なのだ。他の殆どの法令は大横領令でなんとかななる。しかし、 米政府債務上限問題は議会の了承が必要だ(大統領が裏技でなんとかなるが、法案を通すのは至難の技だ)。
アメリカ下院議長は、あのペロシ
リーマンショック中のペロシは緊急経済安定化法を軽率な言動で共和党の不評をかい、法案は否決せれた。予想通り世界中の株式市場は大混乱に陥った。中道の私としてはペロシの政策に賛同すところもある(例えば大統領の被爆地広島訪問)。ペロシが居なかったら実現できなかっただろう。しかし政治家として単純で純粋すぎる。ペロシはあまりにもリベラルすぎる。政治家には「清濁併せ呑む」したたかさも必要だ。それがペロシにはない。
米政府債務上限問題 を軽く見てはいけない
ペロシのためにリーマンショックは時間も費用も増大した。あのとき軽口言わずに 緊急経済安定化法 を採決してたらリーマンショックの解決の時間は半分、費用は半分で終わった筈だ。
政治家は信念も必要だが、しなやかさと柔軟性も必要だ。
今現在の議題である米政府債務上限問題をペロシには 上手く処理してほしい。 米政府債務上限問題 は中国恒大問題より大きいと思う。
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