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エチレンまで作る信越化学に隙なし。更なる高収益に期待

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信越化学は高収益企業

一般的に信越化学と言ってもピンと来る人は少ないと思う。それも仕方ないBtoC商品はほぼ扱わず、商品の殆どはBtoB商品だからだ。一般の顧客にはなじみが薄い。 しかし理系学生や株式投資をしてる人なら超優良企業と知っている。泣く子も黙るTOPIX Core30銘柄でもある。先日、上場来高値を更新し、勢いに乗る銘柄でもある。営業利益率は驚異の26.2%である。

ちなみに大手化学メーカーの営業利益率は

三菱ケミカル1.46%

住友化学9.1%

三井化学6.44%

信越化学の自己資本比率は驚異の81.1%

高収益でしかも好財務だ。信越化学の自己資本比率は驚異の81.1%

ちなみに大手化学メーカーの自己資本比率は

三菱ケミカル 24.7%

住友化学 31.49%

三井化学 39.02%

信越化学がいかに図抜けた好財務かわかる。

信越化学の唸るキャッシュ

信越化学の「信越」と言う田舎臭い企業名に騙されて

信越化学って新潟とか信州の水や空気が綺麗な所で細々とニッチな商品売ってるから高収益なんでしょ?と思う人多いかもしれない

実態は違う。「キャッシュが唸ってる」

プレジデントオンラインより抜粋

信越化学は数年前にはネットキャッシュが一兆円超えてたりしたし、ここ数十年キャッシュリッチの常連だ。とにかくキャッシュが唸ってる。

信越化学の二本柱は、シリコンウエハーと塩化ビニル

信越化学の高収益を支えるのはシリコンウエハーと塩化ビニルである。シリコンウエハーは半導体の元。塩化ビニルは建設や土木の元である。元の元で世界シェアナンバーワンである。川上を握ってるのは強い。

ちなみにシリコンウエハーと塩化ビニルの営業利益率は

シリコンウエハー 39.9%

塩化ビニル 17.5%

どちらも素晴らしい数字である。特にシリコンウエハーの営業利益率の39.9%は驚異的である。シリコンウエハーの元になる金属ケイ素を鉱山ごと持っている信越化学のなせる技である。

塩化ビニル営業利益率の17.5%も素晴らしいと思う。汎用製品の塩化ビニルでこの利益率は驚異的だ。しかし、シリコンウエハー営業利益率の 39.9%に及ばない。

汎用製品製品だから仕方ないよ、と言うかもしれない。しかし信越化学はこれに満足しない。さらなる塩化ビニルの高収益化を狙っていたのである。

信越化学の弱点はエチレンを自製化できなかった

信越化学は確かに化学分野の優良銘柄だ。株式市場でも高評価されている。しかし、三菱ケミカル。住友化学、三井化学とかの総合化学メーカーからは下に見られてきた。経営手腕は抜群で高収益。でも売上高少ないでしょ? こうなる

それにアレ作れないでしょ? 

アレ作れないと総合化学メーカーじゃないよね?

信越化学はアレを作れないため(作れたけど他の物の優先順位が上だった)総合化学メーカーではなかった。しかし2020年遂にアレを自社生産を出来るようになった。

遂に信越化学がエチレンを作る

長年、世界や日本の化学メーカーでは「エチレンを作れないと総合化学メーカーに非ず」と言われた来た。エチレンとは、日常生活で利用する身の回りのものから多くの産業で使われる専用品の材料まで、さまざまなものを生み出す際の原料です。「化学のコメ」です。信越化学は今まではそのエチレンを自社で作れなかった。それが今年からアメリカで作れるようになりました。数年前にエチレン工場が出来る筈でしたが、プラントメーカーの失態でエチレン工場の完成が遅れていました。

しかし遂に、2020年に念願のエチレン工場が完成します。

アメリカにある信越化学の塩化ビニルの子会社であるシンテック社の近くにエチレン工場が誕生します。しかも原材料の天然ガスと岩塩はシンテックの工場の近くにあり輸送コスト面で他社の追随を許しません。すでにシンテック社は塩化ビニルで世界一ですがコスト面でさらに磨きがかかるでしょう。

信越化学ホームページより抜粋

天然ガスと塩化ビニルボノマーだけを外部調達すれば塩化ビニルが完成します。世界一の塩化ビニルメーカーである信越化学はさらに強く、さらに高収益になるでしょう。

信越化学のシリコンウエハーと塩化ビニルはさらに盤石に

昨今の半導体不足によるシリコンウエハー需要と、旺盛な住宅建設による塩化ビニルの需要で信越化学の事業は盤石になるでしょう。中長期に妙味がある株だと思います。

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