今、流行のFIREだが、これって大橋巨泉が言っていたセミリタイアと同じじゃないかと私は思った。若い内にお金を貯めて、元気な内にセミリタイアをし、後は自分のやりたい仕事だけをして悠々自適に暮らしていく。まさに、FIRE=大橋巨泉のセミリタイアと思う。FIREは「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」って意味だから大橋巨泉のセミリタイアと同じだ。
しかし大橋巨泉はタレントで我々庶民と稼ぎが違うし、昔と今では日本の経済状況も違う。今の時代、そう簡単に蓄財出来るものではない。でも大橋巨泉の実践したセミリタイアは参考になると思う。大橋巨泉はセミリタイア後にカナダやニュージーランド世界中に拠点を持ちゴルフ三昧の生活を送っていたが、今の時代、殆どの人は、そこまでは求めていないだろう。現役世代の人でFIRE達成した人は5000万から7000万で満足している。今の時代ではそれ位が現実的な金額だろうと思うし、数億円や数十億を狙うのは今の日本ではリスクが高すぎると思う。
それでは大橋巨泉の実践したセミリタイアを見ていきたいと思う。
俺は50歳でセミリタイアする
私がまだ学生のころに大橋巨泉はテレビで「俺は50歳でセミリタイアする」と宣言した。宣言したのは大橋巨泉が脂の乗っていて、ジャパンアズナンバーワンと言われ日本経済が世界最強の時である。まだ学生だったので、私には大橋巨泉の発言はあまりピント来なかったが「お金があればセミリタイアしてもいいんじゃないか」とは思った。しかし世間の受けはあまり良くなかった。「セミリタイアしても大丈夫か?」ではなく「もっと働けば、もっと稼げるのに、もったいない」って感じだった。今の若者には信じられないかもしれないが日本経済はそれほどイケイケドンドンだった。しかし大橋巨泉はそんな世間の風潮に「ヨボヨボになって引退しても楽しくない。体が動ける内にセミリタイアした方がいいに決まってる」と言った。今振り返って見ると大橋巨泉のその発言は先見性があり画期的な物だったと実感する。
今では70歳まで働けと政府は言っているが、体力的にも精神的にも正直キツイ。大橋巨泉の生き方がいいに決まっている。私も若い時から投資をしてきたが、なかなか、お金が貯まらない。まだセミリタイアまでは遠いです。
車は走れさえすればよい
「車は走れさえすればよい」と大橋巨泉はそう言っていた。車なんかにお金かけるなら投資や貯蓄をして老後に備えろって事だ。若い時から投資をしてきて、私がなかなかお金が貯まらない理由は大橋巨泉の言っていたコレを実行出来なかったためだ。身の丈に合わない嗜好品を買ってしまった。あの時見栄をはらなければよかったと後悔している。車なんてただの実用品で、都会ではいらない物かもしれない。今の若者にマッチした考え方だと思う。
節約こそがセミリタイヤやFIREの近道だと思う。
それではセミリタイア後の大橋巨泉を見て行きたいと思います。セミリタイヤやFIRE達成のヒントや達成後の心構えが分かるかもしれない。参考にしたのは「大橋巨泉 第二の人生 これが正解!」と言う本
セミリタイア後は毎日が日曜日
セミリタイア後は「毎日が日曜日」になるそうだ。朝は寝たい時間まで寝て、起きたい時に起きる生活が出来るそうだ。雨の日はゴルフしない、晴れたらゴルフをする生活が出来るそうだ。羨ましい生活だ。経済的自立は時間的余裕と精神的余裕を生むのだ。大橋巨泉は雨の日は書物などをして副収入を得ていたそうだが、今の時代のFIRE達成者なら副収入はユーチュブかブログってとこかな。そこらへんは今の時代の方が副収入のハードルは低そうですね。べつに著名人ではなくても世の中に発信できて副収入を得ることができますからね。
セミリタイア後の優先順位は健康、パートナー、趣味、財政
一番目は健康ですか。当たり前と言えば当たり前ですが、FIRE目指す人にも参考になりますね。食事は節約しないで健康に良いものを食べろって事ですね。
二番目がパートナーですって。ここらへんがFIRE目指す人との違いかな。今のFIRE目指す人は、ほぼ独身ですね。今の時代、妻子が居れば、ほぼFIRE無理ですからね。養育費捻出しながらのFIREは厳しいと思います。ただ大橋巨泉いわく、パートナーは別に嫁でなくてもよいそうです。安心しましたね。FIRE後に恋人でも見つければいいのかな。旅行や食事は一人で行っても楽しくないですからね。
三番目が趣味、これがないと暇を持て余しますからね。FIRE目指す人は今からでもお金のかからない趣味を見つけておけばよいですね。
四番目が財政、セミリタイア後でもお金の管理はしっかりしろって事ですね。FIRE目指す人はこれはしっかりできそうですね。
以上です。
流石に30年も前にセミリタイア宣言した人だけはありますね。言葉に説得力がありますね。FIRE目指す人は参考にしてください。
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