
この相場を乗れなかった人と乗れた人の差。
この相場を乗れなかった人と乗れた人の差。
一昨日散髪に行ってきた。20年位通っている店である。私が株に詳しい事も知っている店の主人は「今年利益でました」と聞いてきた。「利益は数万だけど、ポートフォリオの含み益は今年3割ほど増えた」と答えた。「へー流石ですね。相場に乗れないどころか、運用資金を全て溶かした人が多いですよ」との事。詳しく話を聞いてみると理由が分かった。溶かした人の多くは仕手株やらグロース市場の株ばかりに短期投資しているんだよね。おまけにFXをハイレバレッジでかけている人も多い。まずハイレバレジのFXで資金を溶かし 、仕手株で失敗してしまい。グロース市場株も下がって万事休すってパターン。
失敗した人の一例をあげると、子供が来年大学に行くので100万円を3倍の300万円にしたくて危険な賭けに出て、今は生活費にも困る状態だそうだ。1年で3倍なんて無謀な計画である。気持ちはわかるよ、子供が大学に行くような年齢だと団塊ジュニアの氷河期世代である。生活するのにいっぱいいっぱいで大変な苦労をされたと思う。ただそんな無謀な投資はしちゃいけない。失敗の原因は「短期過ぎ」「レバレッジをかけすぎ」「少ない投資資金をFXや株に分散しすぎ」「焦りすぎ」「仕手株やグロース市場の小型株の値上がりに欲をかきすぎ」にある。無謀な投資をしなければ子供の大学進学は100万円と奨学金制度でなんとかできたと思う。ただ生活費に困る状態だと子供の進学はあきらめて貰うしかないだろう。
逆に、この相場に乗れた人は投資資金に余裕があり日経225銘柄採用銘柄などのド真ん中に投資している。そして投資歴が長く、人生経験も豊富で勉強もしている。
「岸田政権の貯蓄から投資へ」で感づいて、「東証の低PBR改善要請」で準備をし「バフェット来日」で一気に日経の主力銘柄を買った。 上手い人はこんな買い方をするんだよね。外国人は8週連続の買い越しである。外国人はプライム市場銘柄しか買わなくて、そして主力株中心である。外国の年金ファンドとかもほとんどプライム市場銘柄しか買わない。企業規模が小さく流動性の低いグロース市場なんて狙わないよ。
この相場に乗れた上手い日本人は半分は利確をして、半分を長期ポートフォリオに編入して悠々自適で暮らしていると思う。
やはり投資は余裕と資金力がある人が有利だと思う。