
NISA枠,枠に日本株か米国株入れるか迷ったら。米国株をNISAへ。
NISA枠,枠に日本株か米株入れるか迷ったら。米国株をNISAへ。
120万円のNISA枠にどの株を入れようかと迷っている人多いと思います。日本株だけだったらキャピタルゲイン重視かインカムゲイン重視かで変わってきます。これは個人の考え方次第でどちらともいえません。ただ米国株と日本株をどっちをNISAに入れるかと迷っている人の場合は米国株をNISAに入れたほうが得です。理由は二つ
①配当が米国と日本の二重課税になっているを解消できる。
②米国株で思わぬ為替利益が出ているのを解消できる。
まず①。今現在、米国株の配当は米国と日本の二重課税になっています。米国で課税されたものがまた日本でも課税されている状態です。NISAならアメリカの課税だけですみます。 二重課税を取り戻す方法もあるのですが、これが厄介です。外国税額控除を税務署に行って書類をもらってこなくてはなりません。地方自治体がやっている無料確定申告などでは知識もないですし対応も不可能でしょう。外国税額控除とは、外国にて課税されている所得につき、所定の書類を添付して確定申告することによって、日本での所得税額から、外国で課税されている税額を差し引いてもらえるというものです。配当金についていえば、すでに源泉徴収されているわけですから確定申告をしない、という選択ももちろん可能です。ただ、確定申告をしないと、外国税額控除を受けることができないため、米国と日本との二重課税は解消されないままになってしまいます。
聞くだけで厄介でしょ。特定口座の(徴収あり)をほとんどの人が選択しているでしょうし、所得税もからんできます。 外国税額控除のためだけに税理士さんを雇うのはめんどくさいですし、手数料もかかります。そしてただでさえ煩雑な確定申告、 ほとんどの人が株の事は特定口座の(徴収あり)で完結したいと思うでしょう。二重課税はほぼ泣き寝入り状態です。それがNISAだと煩雑な事しなくて二重課税を解消できます。
そして②。外国株ですから当然。為替の影響をうけます。私は東日本大震災で急激な円高を経験しました。実力以上に円が買われていると感じディフェンシブの米国株を買いました。運よく円が70円台の時に米国株を買えました。その頃はNISAなんてありません。買った米国株はドルベースでは株価は2倍ですが、このところの急激な円安での為替利益が出て、買った米国株の価値は日本円ベースでは猛烈に上がりました。
株価値上がり分が2×為替利益分が2=4 日本円ベースで株価は4倍になりました。株価が4倍になって嬉しいのは嬉しいのですが、売り時の難しさを感じていますし、 株価値上がり分は自力で上げた感覚があるのですが、為替利益分は他力で上がってしまった感覚があり、納税にいまいち納得いかない所があります。
米国株のキャピタルゲインの課税は米国での課税はないです。
しかし日本では課税され。売却時の円換算した受払金額-購入時の円換算した受払金額になります。
もろ為替利益分も課税されます。 NISA だと株価値上がり分はもとより、為替利益分も無税になります。
これからの日米の国力差からしてドルが強くなると思います。
これが「ニーサー枠、枠に日本株か米株入れるか迷ったら。米国株をNISAへ」の理由です。