
中国株急反発のまとめ。やはり中国の劉鶴副首相の「市場に有利な政策」を積極的に打ち出すべきだと強調したのが起点。
中国株急反発のまとめ。やはり中国の劉鶴副首相の「市場に有利な政策」を積極的に打ち出すべきだと強調したのが起点。
香港大引け:4日ぶり急反発、大商いで20000ポイント超え
16日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに急反発。終値は前日比9.08%高の20087.50ポイントだった。中国企業指数は12.50%高の6889.45ポイント。メインボードの売買代金は概算で3097億9000万HKドルと、3000億HKドルを超え売買を伴って上昇した。
ハンセン指数は15日のNY株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、ほぼ全面高で始まった。前日のハンセン指数終値は2016年2月12日以来およそ6年1カ月ぶりの安値圏だっただけに、足元で下げがきつかったハイテク株を中心に買い直しが入った。中国の劉鶴副首相がきょう開いた資本市場の問題を検討する会合が、中国企業の海外上場を支持する方針を示し、関連当局が「市場に有利な政策」を積極的に打ち出すべきだと強調したことも買い安心感を支えた。指数は後場に一段高となり、心理的節目の20000ポイントを上抜けて終えた。
特にハイテク企業の上昇が目立つ
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のJDドットコムと美団、テンセント、アリババ集団がそろって急反発。アリババ集団子会社の阿里健康、オンラインゲームのネットイースの上昇率は20%を上回った。
中国当局は北京オリンピック後の景気対策を入念に計画していたもうよう。
中国は北京オリンピック後の景気対策を入念に計画していたようだ。ウクライナ危機と言うイレギュラーな事態が起こったがひとまず米ロと西側の決定的分裂懸念が後退した形だ。ハイテクのきつ過ぎた引き締めや下落もひとまず落ち着きそうだ。中国株の急反発を受けてソフトバンクGなども後場急激に上昇して終わった。