
AI競争激化でアマゾンは良い意味でまた赤字の会社になるだろう。
AI競争激化でアマゾンは良い意味でまた赤字の会社になるだろう。
「良い意味でまた赤字の会社」ってよくわからないですよね。順を追って説明していきます。
私はアマゾンのスマートスピーカーを2台使っている。ラジオ日経もこれで聴いてるし、ニュースや音楽などの音声コンテンツはもとよりタイマーや照明の点灯もアマゾンスピーカーでしている。とにかく便利だね。だだやたらスピーカーが提案してくるんあよね。こんなサービスあります、あんなサービスありますと提案してくる。最近だと「ただいまと言ったら、ライトとニュースをかけることができます」てのもあったし、よくわからないサブスクも利用する事になった。褒めてもいないのに「えへ ありがとうございます」なんて生意気な事も言ってくる。もうずっと昔からAIは人間の感じない所で利用されてきてるんだよね。私はジャミロクワイが好きで「ジャミロクワイかけて」と言えば音楽を流してくれる。英語のネイティブのジャミロクワイと日本語訛りのジャミロクワイは違うだろう。それをアマゾンはAIで学習させて日本語訛りを補正しているのでしょう。
マイクロソフトがフライング気味に仕掛けたAI戦争。
それに一番焦ったのはグーグルでしょう。今までのビックデータを集めて売ると言うビジネスモデルが危うくなった。メタも仮想現実で大失敗してTikTokに顧客を奪われる中での急なAI戦争で焦っている。アップルはもともと情報取集志向がないし、イメージが良くとギミックに富んだ製品で勝負しているから平然としている。しかしアマゾンは売られた喧嘩は買ってやるとやるとやる気満々で、赤字覚悟でマイクロソフトと殴りあいをしそうだ。ベゾフのDNAを引き継いだアマゾンは赤字上等でダンピング価格で市場を席巻する怖い会社なんだよね。初めは本屋を装い、いつのまにかECの王者になったし。アマゾンのクラウドのAWSもダンピング価格で市場を開拓していった。
赤字を良しとするアマゾン。それを許容する株主。
赤字は税金払わなくて済むからそれで良い、それより市場シェア獲得を優先するのがアマゾンの文化である。日本ではそんな事してるのソフトバンクGくらいだろう。しかしソフトバンクGはそれをすると株主から叩かれるし小さな日本株市場では資金を集められない。だから孫さんは世界中を飛び回って資金調達をしているのだろう。Armをナスダックに上場するのも当然の結果である。
アマゾンには赤字は良しとする株主がいる。勿論無配でも構わない。インカムゲインよりキャピタルゲインを好む投資がいる。インカムゲイ志向ならスリーエムやコカコーラを買って下さいって感じだろう。
今後クラウドが全てAI化するだろう。巨額の資金が必要になる。「アマゾンの赤字≒市場シェアが上がった」と喜ぶべきだろう。赤字を悪と考える日本人投資家は付いてこれるのかな?
私も頭の中で理解できても、赤字は精神的にきつい。やはりどう転んでもAIで利益を得る、エヌビディアとTSMCを買い増しすべきなのか悩み中である。